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本日はソファ選び パート②としまして、
ソファのフレームに使用されている
主な材料をご紹介致します。
材質により、利点、欠点があります。
ソファ選びの際に何を重要視するか、ご参考にしてみてください。
まずは1つ目。
⬛︎【針葉樹】無垢材(soft wood)
・身近なもので例えますと、ホームセンターでよく見かける
節のある“パイン材“などがあげられます。
針葉樹は湿地帯の東南アジアならびに国内でも自生し、成長が早く、供給量も多くコストが抑えられる利点があります。
また、針葉樹は英語で「soft wood」と表記され言葉通り柔らかく、加工がしやすいメリットがあります。
ただし成長が早い分、ゆっくり成長し繊維が詰まり硬い「広葉樹」を使用したソファの方が
剛性が高い
と言えるでしょう。
⬛︎ MDF(中質繊維板)
・木材や木のチップではなく繊維質、いわゆる「紙」。
加工し、接着剤と混ぜ合わせ、熱で固めた“木のような材料“です。
MDF材は、軽量で加工しやすく、強度と汎用性が高いことから家具に使用されていることがあります。
圧縮し密度が高い材料の為、ネジの保持力がありますし、繊維状の材料のため加工しやすく安価です。
しかし紙質に近い素材の為、
湿気に弱く、家具に使用する際にはMDF自体に特殊な加工を施す必要があります。
一般に安価なソファ(海外製ソファ)に多くみられます。
⬛︎ 【パーティクルボード】(木材加工材)
・見た目通り、木の木端(コッパ)やチップを圧縮し、接着剤を混ぜて熱成形した
“木工加工材“ 俗にいう“ボード“
主に廃材を加工し、成形している為安価。
天然木のような「反り」や「割れ」の発生は少なく、加工がしやすいメリットがあります。
チップの大きさが小さくなるほどもろく、耐久性は下がります。
水、湿度に弱く、ソファなどの耐荷重がかかる家具に使用すると
「歪み」や「たわみ」が発生するかと思われますので
家具への使用は注意が必要です。
⬛︎ 【合板】(ベニア合板)
・文字通り薄くスライスした木材を、
5枚、7枚、9枚と奇数枚、接着剤で重ね合わせた材料のことです。
合板にもたくさんの種類があります。
薄くスライスすることにより少ない木からでも木材を取ることができ、
コストを抑えることができます。
薄くしなりがあるため、ソファフレームに使用したり、ソファ背もたれなどの
“曲面構造“に使用されることがあります。
しかし、家具に使われている多くの合板は
“東南アジア製の安価な材質“
を使用している物が多くみられ、柔らかく、接着剤が剥がれ、
強度が下がるデメリットもあります、使い分けが重要でしょう。
12ミリ厚の合板が基準でありますが、デメリットをカバーする為
それを倍重ねた“24ミリ合板“も存在し
天然木材のような強度を作り出し使用しているメーカーさんもあります。
⬛︎ 【広葉樹】無垢材(hard wood)
・ハードウッドとはその名の通り堅い木のことです。「堅木(カタギ)」とも呼ばれます。ブナやナラ、ケヤキなどを中心とする広葉樹類がそれにあたります。
・強度や耐久性が高く、末長くお使いいただく家具作りには欠かせない素材です。
北米やカナダ、日本では飛騨の山奥、北海道に自生している広葉樹。
針葉樹とは違い、寒い地方でゆっくり育つ為、目が詰まり、重量も増します。
堅いゆえに加工が難しいというデメリットもありますが、
長く使えて丈夫なフレーム作りには欠かせ無い素材です。
<まとめ>
・一概にソファのフレームと言っても様々な材料から作成されています。
“天然木使用“や、中材が目視出来ない「張りぐるみソファ」
など、素材表記がない場合は店員さんに材質を聞いてみましょう。
※ ソファの構造サンプルなどをご覧いただけるメーカーなら尚更良し。
・また剛性が高く、広葉樹などの硬く頑丈な素材を使用しているソファは
必然的に重たくなります!!
ソファにはクッションが付属しますので一概には言えませんが、
ソファの片側をもちあげて、重さを確かてみるのもいいかもしれませんね。
ソファ選びのご参考になれば幸いです。
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