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以前少しだけ登場したスウェーデンのラグメーカー
「KASTHALL(カスタール)」
カスタールラグはスウェーデン西部の「キンナ」という小さな町で130年以上前に誕生しました。
人口は約1.5万人、和歌山県で例えると串本町の人口と似ています。
1889年創業以来、130年以上に渡り工場の場所を変えていないのがカスタール。
国外(アジア圏)に工場を持つラグメーカーが多い中で、織り、製作をスウェーデン内にて一貫して行なっている世界でも珍しいラグメーカーです。
本日は、カスタールラグの中でも大きく分けて「2種類」あるラグをご紹介いたします。
①【ウーブンラグ】
カスタールラグを代表とする「平織り」のラグです。
作り方の身近なイメージは、“鶴の恩返し“に出てくるような「織り機」で作られています。
「ギャッベ」と呼ばれる毛足のある「踏み心地フカフカ〜」の種類ではありません。
割と踏み心地しっかりタイプです。
しかしカスタールラグの場合、平織りでもデザインが単調になることはありません。
毛羽のある飾り糸のシェニール糸や、輪状に加工されたブークレ糸といった
表情のある糸を用いているからです。
表情が現れるだけではなく、同時に足の裏が喜ぶ「踏み心地」が生まれています。
②【ハンドタフテッドラグ】
ハンドタフテッドは、
基布に対し「タフト機」↓
と呼ばれる手打ちのガンを使い、糸を打ち込んでいくスタイルで作られているラグのことを指します。
基布に対し垂直に打ち込み、パイルを作り出しているため厚みや表情がとっても豊かです。
上記の写真のラグ「FEATHER」のようなシャギーラグもハンドタフテッドラグの一つです。
カスタール社では1972年からこのハンドタフテッド・ラグの制作を始めたそうです。
打ち込み方の角度、糸の太さや色合いを変え、複雑なデザインや形の制作も可能にしています。
カスタールラグは糸一本の加工から、一本の糸に表情を作るまで全部自社工場で行なっています。
織り機などのラグ作りに使われる機会は、古くから使われているものを修理して使い続けているそうです。
長年のラグ造りの確かな品質や、サステナブルな取り組み、地域での雇用を生み出しているためスウェーデン国内でも珍しい、「スウェーデン王室」からの紋章の使用を認められた希少なブランドです。
お家の中で敷くだけでおしゃれになることはもちろんですが、
オフィスや公共の場で使用されることを想定して作られているため耐久性も抜群です。
敷くだけでセンスの良いお部屋コーディネートになるオススメラグです。
谷沢木工には28日(金)以降に順次大型サンプルも入荷予定です。
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