皆さんはソファ選びをする時に、何に重点を置いてお探しされますでしょうか。
・デザイン
・大きさ
・座り心地
・耐久性
・価格
・その他
人それぞれの生活スタイルによってフォーカスする点は様々かと思われますが
その中でもやはり
一度買うと長く使いたい、いいものを末長く。
という気持ちは共通してお持ちではないでしょうか。
長く使うためには
視覚的に飽きのこないデザイン性、
丈夫で長く使える構造、素材
が不可欠です。
そこで今回は「トレスソファ」のフレームに使用されている素材をご紹介いたします。
ソファのフレームは何でできていると思いますか?
普段家具に馴染みの薄い方はパッと思い浮かび上がらないかもしれません。
強いて思いつくのは「木材」でしょうか。
一部には使用されていることはありますが、実際は合成材が使用されている場合がほとんどなのです。
「合成材」とは木の様なものであって木ではありません、加工物です。
一般的に使用される部材から、トレスソファに使われている部材まで。
ソファに使われる合成材にも様々な種類があります。
【パーティクルボード】
一般的なソファ(量産品含む)のフレームには「ボード」と呼ばれる木をチップ状に砕き、接着剤を混ぜ熱で圧縮した材料をフレームに採用しています。
【MDF】
ソファには木を繊維状になるまで粉砕し、接着剤と混ぜ熱でぎゅ〜っと圧縮したボードも使用されています。
こちらは実質「紙」です。
【合板(コンパネ)】
一番の主流がこちらの「合板」です。
よく見かけます。
薄くスライスした板を何枚も貼り合わせて一枚の木のようにします。
この束ねる板の枚数によって厚みが変わり、枚数が多い方が丈夫なフレームに仕上がります。
気をつけなければならないのが針葉樹合板、広葉樹合板なのか、それらは国産か中国ベトナム製なのか。
これで耐久性、品質が大きく変わりますよ。
MDF、パーティクルボード、合板、上記の三つの素材は、木を使用した合成材と呼ばれるものです。
物自体に価値がある為に使用されているのではありません。
例えば、木材を加工すると木の破片やチップ、クズが出ると思います。
それを商品に再利用しているのです。
(メーカーではなく資材会社が作っています)
きっとメーカー側も加工がしやすくローコストに抑えることができますが、、
接着剤で固めているので湿度の影響を受けやすいデメリットがあり、しなったり、折れたり。
座り心地を重要視した話ではないかと思います。
では、高品質・高耐久を謳っている商品の中には、
「無垢材」(無加工の木)
を使用していることをアピールする製品も多々存在します。
無垢(むく)の木の種類についてもご紹介いたします。
【針葉樹】
住宅の建物内、柱などに使われ、近所のホームセンターなどでも見かける
「節の多い木」
代表例として、檜(ヒノキ)、パイン材(松の木)などがあげられます。
針葉樹は比較的雨の多い地域、湿った気候の土地を好み自生します。
生産拠点はアジア地域を中心に多くみられ、一本一本の成育速度が早く、コストを抑えることができます。
成長速度が早いため素材自体が柔らかいです、加工もしやすく特殊な硬い刃物を使わなくてもいいんです。
お家でされるDIYの材料は針葉樹が多いイメージです。
一方トレスソファに使用されている部材は
【広葉樹】
北米やカナダ、日本では北海道などの寒い地域でゆっくり時間をかけて育つ硬い木です。
家具の材質でウォールナットやオーク材、ブラックチェリーはよく見かけますね。あれらは広葉樹の仲間です。
乾燥の工程から針葉樹とは異なり、木を乾燥させる大きな機械も広葉樹用となります。
狂いが少ない木にするには時間がかかり、手間がかかります。
針葉樹と比べるとその分コストがかかります。
基本的に「100年使える家具」というものは広葉樹が使われています。
イギリスアンティークの家具は当時北海道の「ならの木」を使用していたそうです
テーブル・椅子などに使われているような木を、見えない内部に使用している「トレスソファ」
ブナやメープル、アルダーと呼ばれる綺麗な無垢材を使用しています。
これが当たり前では?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、無垢材を使用している例はそう多くありません。
見えない内部構造であればメーカーはコストダウンを図ります、あまり頑丈に造りすぎても買い替え需要を生まないためわざとそのようなスペックにしているとか。
(※ソファが消耗品と認知されている典型的な理由の一つです)
しかしトレスソファは違います。
「一生もののソファ」のコンセプトを掲げるトレスのソファは、消耗品の交換(クッション部や生地部分)の対応で末長く、そして最高の座り心地を生み出し、それらをお客様にお届けするために最高品質の素材を使用しています。
買い替えの必要性が本当にあるのか。
これからの時代、地球環境への負荷も個人が意識しなければならないと思っています。
・100万円のソファだったから大丈夫。
・有名ブランドだからいいもの使ってるでしょ。
決してそうではありません。
私は品質に見合う「価格のソファ」が
「いいソファ」だと思っています。
長くソファを使いたい方は、家具屋さんにてしっかり内部構造、素材を聞いてみてはいかがでしょうか。
【下の画像をクリックでYoutube動画にて素材紹介を行っています。↓】
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