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今年の9月にご納品事例で紹介いたしました、岩出市H様邸のソファ＜HM＞、メンテナンスにお邪魔いたしました。
＜岩出市H様邸のご納品事例はこちら。＞
こちらのお写真はご納品時のものです。
特に暑かった今年の夏日にご納品させていただき、作業終了後にいただいた冷たいお茶で生き返ったのを今でも覚えています。
相変わらずメンテナンス前のビフォーを撮り忘れてしまいまして、メンテナンス後しか撮れていませんがとても綺麗にお使いいただいておりました。
こちらがメンテナンス後のお写真です。↓
座クッション、背クッションに使われているフェザーを重点的にほぐし満遍なく整えさせていただきました。
トレスソファに使用されるフェザーはただのフェザーではありません。
一般的にソファ内部に使用されるフェザーは、「ダック（アヒル）」のフェザー、それにポリエステルの綿を混合しボリュームを出しています。↓
羽毛の他に透明の毛の様なものが綿です↓
ダックの羽毛は食用の副産物で使用され、綿は最初の1、2年はふっくらボリュームを保ちますが、復元性は低い為数年でヘタリが発生、クッション部に変化が起こります。
トレスソファには
ハンガリー産マザーグース
スモールフェザー
が使用されています。
このような真っ白で綺麗なスモールフェザーです。
ハンガリーやカナダ、ポーランド産のフェザーは高級羽毛布団やダウンジャケットに使用される産地で有名です。
この地域に共通するのは寒冷地であることがあげられ、極寒の冬を越さなければなりません。
マザーグースとなると卵を産む親鳥となりますが、親鳥になるためには最低2年の月日がかかります。
つまり寒い冬を2度越すわけですのでマザーグースの羽は復元力が違います。
フェザーはバサバサとよく動かす羽根に生える部位を表し、スモールフェザーは首からお腹までの小さな羽軸を指します。
「フェザー」はガサガサ擦れ音が大きく肌に当たるとゴワゴワする時もありますので敷布団に使用されることが多いです。
「スモールフェザー」はふんわり軽く掛け布団、枕に使用されています。
※フェザー使用との表記があってもフェザーとスモールフェザーは別物ですので注意が必要です。
また羽軸が10センチ以下のフェザーをスモールフェザーと指しますが、トレスソファでは4センチ以下のスモールフェザーを使用しており、上質で滑らかな掛け心地が堪能できます。
話が少し脱線しましたが、この「ハンガリー産マザーグーススモールフェザー」の性能をソファーテーラーが行うメンテナンスを通してしっかりとご体感いただきました。
お客様もメンテナンス後のふっくらボリューミーでまるでご納品時の様になった姿を見て驚かれていました。
ちなみに過去にはこんな事例があります。
堀止店時代にご購入いただき3年目のソファ＜X＞のお姿です、こちらのお客様は3年間ノーメンテナンスでした。
毎日ご使用いただいていることが伺えます。
クッションカバーを外し、こちらも中材から全て整えさせていただきました。
そしてこちらがメンテナンス後の
ソファ＜X＞です。
3年経っていますがご納品時とほとんど変わらない姿になりましたね。
これが
「ハンガリー産マザグース
スモールフェザー」
の力なのです。
今回のソファ＜HM＞のメンテナンスをしながら嬉しいお言葉をいただきました。
「ソファがお家に来てから家でランチ会を開くようになった」
「繋がるはずのない方と交友関係ができた」
「家に人を招待するようになった」
と明るくお話しくださいました。
前回はダイニングテーブルの向きを変えたりインテリアレイアウトもご相談いただきましたね。
我々はソファを通して「人生をよりいい方向に変えてもらおう」と常々考えております。
ご納品後のお伺いでこの様なお話を伺えたのは大変貴重でした。
「人生を変える最高のソファ」
これは消して座り心地だけではなく、メンテナンス性、デザイン性、使われている素材全てにおいて安心できる造りだからこそ、気持ちにゆとりが生まれた証拠だと思います。
1日の終わり、最高のソファに座って気持ちにゆとりが生まれれば、家族や明日の仕事に対してもいいパフォーマンスを発揮できます。
そうすればまた誰かを幸せにできるかも。
幸せに満たされる人が増えれば、世界はよりよく生まれ変わります。
戦争も無くなります。
みんなハッピー。
ソファは世界を変える力があると信じていますので、我々のこの考えが変わることはありません。
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