いつも和歌山の国産ソファ&家具専門店 谷沢木工のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本日は店内で気づくちょっとした変化をご紹介いたします。
いつものように朝店内の掃除、ソファのクッションメンテナンスをしているとソファに起こった変化に気づきます。
出社8時半頃のソファ<TB>です。
側面部にシワがたくさん発生していました。
フレーム部の生地にも同じようなシワが発生しています。
見えづらいですが背面にも同じようなシワが起こっています。
日中はシワはなかったし気にもしていなかったなー
しかし思い出しました。
トレスソファの生地には沢山の天然素材が含まれているということを。
結露や朝イチの湿気が溜まっている時間帯は素材が収縮するんです。
カバーの生地はEタイプ「TES」シリーズです。
やはりコットンが生地生成の半分以上を占めていました。
トレスソファに使われている生地のほとんどは
手で裁断されています。
これは生地に収縮率・硬さなどの特徴があり過ぎて機械での裁断に限界が出てしまうからです。
(写真上記、実際に私も作り手になって作業を体験してきました。
ハサミは何度も研ぎ直して使われており、特にリネン、レザー生地はとても硬く裁断しづらかったです。刃もすぐに切れ味が悪くなるそうです。)
生地の種類によって型紙の大きさを使い分けカットしています。
クリーニングに出された生地は若干縮みます、
収縮率を見越してゆとりをもった大きさで裁断しています。
お昼時のソファ<TB>
暖房をかけ日当たり抜群で気温も上がった店内です。
湿度も下がりご覧の通りシワが一切なくなりました。
パンッと張っているのがわかります。
側面部(肘掛け側面)
フレーム部
背面部
変化のする「TESシリーズ」がますます好きになりました。
最初は驚きもありましたが良い経験となりました。
まるで生きているかのようでした。
トレスのアパレルのような生地は毎日見ていて飽きることがありません。
イタリア製の生地は遊び心が合って触れて・見ていて非常に楽しい生地です。
発色の良さ、生地の表情が抜群です。
ソファを美しく見せてくれることに間違いありませんね。
生地には様々な特徴があることを理解しお使いいただくことで
更に愛着の湧くソファに仕上がっていくことでしょう。
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