前回、“別注ソファ–EE–“をご納品させていただいたH様邸。

　ご主人様のウィスキーを収納するチェストのお買い替えをご相談いただき、デザインや質感は全てお任せくださいました。

　収納のメインはジャパニーズウィスキーの名作たちです。

　材料は「オーク材」で決定し、表情にこだわりを持たせました。

職人が“カンナ“を用いて「カンナ目仕上げ」を施します。

　カンナ目仕上げは完全に手仕事で、この大きさで約2日かかるそうです。

彫りの深さや向きは職人さんのセンス。長くお付き合いのある家具職人さんにお願いしております。



　

　トップはクリアガラスを使用。

ランプシェードは、チェスト上段を柔らかく照らす距離にいたしました。

　左右引き違い扉も候補に上がりましたが、

フラップを使用し、ウィスキーの出し入れを向上しました。

　ライティングビューロ風の開口部を設け、ウィスキーのテイストに合うデザインに。

　上段には「山崎」

　ご一緒にストックもディスプレイできるよう奥行きはやや深めです。

中段には「白州」

下段に「響」を丁寧にレイアウトいたしました。

ウィスキーがなぜ“琥珀色“なのか。

これは主にオーク材（樽）から溶け出した成分が関係しているそうです。

　見て楽しめ、実用性も兼ね揃えた専用チェスト。

我々は「ウィスキーウェア」と名づけました。

　H様邸には現代的な空間と、古民家風の素敵な空間が設けられておりました。

「ご家族やご友人が思い通りにくつろげる場所を」とH様はおっしゃいます。

　「居心地が良い空間に人は自然と集まる」

そう改めて感じさせられたご納品でした。

　H様、いつも谷沢木工を
お選びいただきありがとうございます。
また、納品・撮影にもご協力いただき誠にありがとうございました。
ぜひ末永くご愛用くださいませ。