ソファクッションメンテナンスを行いました。

いつも谷沢木工ホームページをご覧いただきありがとうございます。

スタッフが毎日欠かさず行っている事、それは…

クッションメンテナンス!!!!!!

ソファに座るとクッションの形が崩れますよね〜

特にフェザーが座面や背中に使われているモデルは特に!!

お客様に沢山座っていただいて、お気に入りの座り心地をセレクトしてもらう際に

「きちんとした本来の座り心地をお試しいただきたい!!

と思っていますし

第一ソファの見た目が悪くなる!!」ので、

毎日必ず行っているのです〜。

本日は写真を交えて簡単なクッションメンテナンスの仕方をご紹介いたします。

ご紹介に使用するソファは、フジファニチア製のソファモデル「Koti」W2200 3人掛け カバーリング仕様

予め20分ほど座ったり寝転んだりゴロゴロしてからのスタートです。

こちらのソファの背クッションの中身は100%スモールフェザーを使用し、

座クッションはチップウレタン+ポケットコイル+フェザーの積層構造です!

座面の方はそうでもないですが、背クッションに目立った型崩れが起きました。

フレームアーム部にこちらもスモールフェザー100%のクッションを置き、寄りかかっていましたので、

ぐったりしていますね!

それではまず、背クッションからメンテナンス開始です。

メンテナンスといっても難しいものではなく、「クッションの形を整えて、ソファのデザインを維持する」

とお考えいただけたらと思います。

まずクッションをひっくり返して

手を入れてクッションをパタパタ叩きます。これを両側から行い形を整えます。

時間に余裕が無かったり、チャックがない場合はクッション外側から叩いててもOKでーーす!

大抵これで形を整えることができます。

座クッションも同様に行いました。

裏側のファースナーを開けて、パタパタ叩いてあげます。

コツは、フェザーの羽をクッション内で偏らないようにかき混ぜてあげる感じ

この偏りができてしまうと、羽軸と呼ばれる羽の軸(羽ペンのインクつけるところ)に癖がつき、

最終的にぺちゃんこにへたってしまうんです。

「フェザーの入ったソファってへたるよね〜」とよく耳にしますがきっとここの部分でしょうねっ

メンテナンスをしていれば、フェザークッションは長持ちしますよ〜^

今回せっかくなので中身がどうなっているのか見てみました!

カバーから取り出す際、少しきつかったのが印象的です。グッとヌードクッションを折り曲げて取り出しました。

座クッションも取り外しました。生地が割としっかりしていて伸縮性がなかったのでキツく感じましたね〜

座クッション中身のサイドには型崩れ防止用のウレタンが張ってあり強化されていました。

ウレタンやらポケットコイルやら入っててクッションひとつが重い!

カバーを外すとこのような感じ。

背クッションは6つのバックに分かれていて、フェザーの偏りを最小限に抑えている構図になります。

座クッションインナーカバーを外せば、座面部のフェザーバックも分けられているのがわかります。

フェザーの特性を活かしデメリットを最小限に抑え

考えられた作りになっています。

ここまで外していくと、自然に空気が混ざりフッカフカのボリュームあるクッションに復元しますが

張り生地を剥がす際に慎重になったり意外と時間がかかりました。

通常の叩いて形を整えるメンテナンスは、就寝前やソファから離れる際に行っていただいて、

カバーを外して本格的に行うメンテナンスは休日に行う方がいいかな〜と思いました。

カバーを外した際には、ついでに陰干しをしてあげるといやーーな匂いの発生も防げますよっ

「クッションを外した」ということは、元に戻さないといけない。

これがまた大変です。

私は慣れるまで毎日練習しましたが、生地によって特性が違うので同じクッションでも

脱着のしやすさが変わりました。

ご購入時に、クッションカバー脱着の仕方もお伝えしますのでお気軽にお尋ねください。

ふっくらと綺麗なファルムに戻りました^^

クッションによっては

このようにファスナーを開けて放置しておくだけで空気が入りふっくらと膨らむ物もあります。

こちらの背クッションの構造は、フェザーバックが分かれていることに加え、

積層ウレタンの芯材が入っています。

クッション全体が型崩れすることはほとんどありません。

シャキッとしたフォルムが続く機能的なクッションです。

ソファを選ぶ際は、座り心地やデザインもそうですが、

メンテナンスのしやすい物を選ぶ

長くお付き合いできるソファになるかもしれませんね。

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