椅子を選ぶ時にチェック!

いつも和歌山のインテリア・国産ソファ専門店 谷沢木工のホームページをご覧いただきありがとうございます。

先日東京へ

家具の国際展示会へ行ってまいりました。

ずいぶん寂しい展示内容となっていましたが、

何年も前や十数年前は国際展示会という名前だけあって

世界各国のブランドが商社などを通じて

沢山の家具ブランドが集まり

大規模な家具の

見本市だったと耳にします。

もう目新しい出会いは多くありませんので

最近はもっぱら全国各地へ飛び回っています。

谷沢木工にとっての見本市はつまり仕入れでした。

メーカーさんと出会い、新しくお取引を始めるきっかけに足を運んでます。

谷沢木工が厳選して選んでいる家具には

お客様にそれぞれ見て欲しい点や

理由があって並んでいるものばかりです。

仕入れ時のチェックポイントが沢山ある中で

今回フォーカスさせていただくのは

「椅子の座面裏」

です。

椅子を買う時に裏面を気にされる方はそう多くはないと思いますが

谷沢木工では気にしています。

例えば

こちらの椅子、

タッカーと呼ばれるホッチキスの芯のようなもので

張り地を固定されています。

本数、ホッチキスの打ち込む間隔、色など把握します

正直これが一般的です。

九州で作られている家具や5,6万円台の椅子によく見られます。


こちらの椅子の場合、

明らかにタッカーの本数が増えました。

こうなると裏張り生地がめくれづらく

耐久性が上がってくるのは一目瞭然。

さらに注目すべき点はタッカーのお色味にあります。

シルバーの芯が多い中で裏生地に合わせてブラックの芯を採用していますね。

少しでも目立ちづらくするメーカーの努力といえるでしょう。

普段見えないところに気配りをしているメーカさんは

全体的に綺麗な仕事をされている傾向にあります。

こちらは冨士ファニチアブランドです。

冨士ファニチアの多くの作品に共通してみられる仕様です。


さらにこちらのお椅子。

なんと裏面にタッカーが露出していません。

モールでタッカーの固定部を隠す処理が行われています。

打ち込むだけでなく更に処理が行われ、

まるで常に目が触れる場所かのような

丁寧な仕上げ方法です。

イストク製作所の「HARP」チェア

裏面が美しい椅子です。


同じくイストク製作所より

「POODLE」チェア

同じくタッカーの跡はありません。

イストク製作所は元々椅子の張替えメーカーからスタートしたブランドです。

何十年も受け継がれた張り方の基礎は変わらず

こだわりを持った物作りをされています。

この仕上げで1脚平均8万円ほどです。

椅子1脚が10万円を超えるような時代となりましたが

イストク製作所の作品は

周りと差がひらく1脚のように感じます。


最後のご紹介はこちらの椅子

腰の椅子Awazaです。

イストク製作所同様モールで隠す仕上げです。

写真では見えづらいですが

モールの素材がレザーになっています。

パイピングのような仕上げを座面一周に渡り行っています。


いかがだったでしょうか。

椅子選びには

座り心地やデザイン、ブランド

を重視されることはもちろんですが

「細部にまでこだわり持たせた家具」を選ぶことも素敵なことではないでしょうか。

長く使うべき価値のある椅子。

谷沢木工には色んな思いで取り扱っているインテリアアイテムが多数ございます。

人と被りたくないこだわりの家具を選ばれたい方は、こだわりポイントをぜひチェックしてみてください。

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